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僕らの気持ち。

第1章 side:幸村椿

都内某マンション最上階。




「……ええ。はい。
いやね、ほら僕もお母様と離れることが何よりも心残りなのですがね。
は?気持ち悪い喋り方すんな?なに言ってるんですかおばあさ…げふんげふん。
あっ、うん。僕もね、やりたいこととか(彼女作ること)やりたいこととか(彼女作ること)ヤりたいこととか(性的な意味で)たくさんあるのですよ。
うん。心配しないで。ちゃんとした生(性)活を送るから…

うん、じゃあまた………」



やっとうるさいばばあからの電話を切ることが出来ると思ったが…








『あー…椿。言い忘れてたけどさー……』

受話器越しに聞こえる母の声。
何だまだ用があるのか…


「…何だよ」


『椿一人じゃ心配だからねー。椿が行く高校に冬馬くんも一緒に行ってもらうことになったからよろしく。』


ガチャン、トゥートゥートゥー…




き、切りやがった。

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