僕らの気持ち。
第1章 side:幸村椿
「おい、こらっ不法侵入者!!ここ俺の家だ……入ってくんなっ!!」
押し出そうとしたが体格的にもかなわず、強引に玄関まで入ってきてしまった。
「お前の家じゃなくておじさんの家だろ。いいから中まで上がらせろ。」
そう言って一ノ瀬は家にあがってきた。
「…わかったよ。」
渋々とリビングに招き入れる。
「一ノ瀬…コーヒーでもいいだろ?」
俺はキッキンに行ってコーヒーを取りに行く。
「あぁ。というか要件はすぐ終わるから別に出さなくてもいいんだが…」
といって断る一ノ瀬。
「俺が嫌なんだよ。無理矢理家に上がり込む奴でもそれくらいしないと失礼だろ。」
ぼんぼんの私立の学校に行ってただけあって、数多くの礼儀作法を学んだせいか、そういう点においてはしっかりしないと気が済まない性格になってしまった。
「そうか。俺は口が悪い奴に招き入れてもらえて嬉しいよ。」
一ノ瀬がフッと口角をあげた。
「いや、招き入れてねぇよ。……で、要件はなんだ」
キッキンからコーヒーを運びリビングへ行く。俺は一ノ瀬とテーブルを挟んで向かい合う形で座った。
押し出そうとしたが体格的にもかなわず、強引に玄関まで入ってきてしまった。
「お前の家じゃなくておじさんの家だろ。いいから中まで上がらせろ。」
そう言って一ノ瀬は家にあがってきた。
「…わかったよ。」
渋々とリビングに招き入れる。
「一ノ瀬…コーヒーでもいいだろ?」
俺はキッキンに行ってコーヒーを取りに行く。
「あぁ。というか要件はすぐ終わるから別に出さなくてもいいんだが…」
といって断る一ノ瀬。
「俺が嫌なんだよ。無理矢理家に上がり込む奴でもそれくらいしないと失礼だろ。」
ぼんぼんの私立の学校に行ってただけあって、数多くの礼儀作法を学んだせいか、そういう点においてはしっかりしないと気が済まない性格になってしまった。
「そうか。俺は口が悪い奴に招き入れてもらえて嬉しいよ。」
一ノ瀬がフッと口角をあげた。
「いや、招き入れてねぇよ。……で、要件はなんだ」
キッキンからコーヒーを運びリビングへ行く。俺は一ノ瀬とテーブルを挟んで向かい合う形で座った。