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僕らの気持ち。

第2章 かっぷりんぐ…?

所謂一目惚れというやつで…まぁ告白して2秒でフラれた俺の黒歴史。

そして初等部に入ってこいつが男だということを知った。

それからは別に一ノ瀬のことは好きではない。俺は女の子が好き。こいつを好きだったのは子供の時のちょっとした過ち。



「おぉ……一ノ瀬ってまともに飯作れるんだな。」

テーブルに並ぶ料理を見て思わずほめてしまった。


「お前が出来ないだけだ。いいから座って食べろ。」

言い返そうと思ったが本当のことだったので大人しくイスに座った。


「い、いただきます…。」

パクッ、綺麗な卵焼きを口に運ぶ。


「うま…。」

「それはどうも。」

フッ、と口角が上がった一ノ瀬がなんだかとても優しくみえた。

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