嵐LIFE~with潤
第2章 2.仕事終わり
でも…
こんなになるまで呑むなんてきっと何かあったはず…
私は思いきって聞いてみた。
「ねー…潤くん?」
『んー?何?』
「もしかして…
なんか…あった?」
私が聞くと潤くんは真面目な顔になった。
聞いちゃ行けなかったのかな…
「あ、あの…
答えたくなかったら...」
『何でわかんの?』
「いや…いつもは呑んでもちゃんと自分で帰って来て寝るのに今日は翔くん達に助けてもらいながら帰って来たから…」
『静奈正解…
今日ちょっと俺ミスしちまって…スタッフさんに迷惑かけた。謝ったら許してくれたけど、やっぱあのミスはまずかったんだよな…
俺のプライドが許さねーっつーか…』
端から見ればそんな事かって思うけど、潤くんにとっては一大事な事だったらしい。
話ながら潤くんは私に背を向けた。
『こんな事でって思ってんだろ?ま、そんなへこむような事じゃねーのは確かなんだけどよ…』
潤くんの背中を見てると何だか寂しくなってきた。
私は潤くんを後ろから強く抱きしめた。