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ブルースカイ

第6章 麻理子

「このお兄さん、きっと人に優しくできる人やねん。やから、もう友達やねん。」



意味わからん理屈や。



「麻理、お兄さん困ってるやん。」



「ほな、勝手についてく。」



この馴れ馴れしさ、フミと一緒や。フミと対決させたらおもろいかもやわ。



「わかった、友達に会わせるまでは連れていくわ。そのあと一緒かどうかは、俺の友達次第な。」



「やった♪」



「俺は聡、自分らは?」



「うちは麻理。ほんまは麻理子やねんけど。聡、よろしく♪」



「うちは真紀です。聡さん、よろしくお願いします。」



麻理か、変わった奴やな。



麻理のペースにかき回されてるうちに、梅田に着いた。

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