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ブルースカイ

第7章 景子

この日、景子は日勤だったが、いつものように看護婦さんを呼ぶと、景子がきた。



俺が驚いた顔をしていると、景子はそんな俺を強く抱きしめた。



「聡には私いないとダメやね。」



俺は景子の背中に手を回し、抱きしめ返した。感情の誤認。まるでお互いが好きあっているかのような錯覚。景子と熱いキスを繰り返す。しばらくそうしていると、俺は落ち着いた。



俺が横になると、景子は俺の手を握っていてくれた。俺はそのまま眠りについた。



翌朝退院した。非番だった景子に付き添われ、家に帰った。部屋の前に着くと、俺は景子に入るように促し、景子の後に続いた。



景子は部屋の中に入り、部屋の中を見回していた。



俺は後ろから、景子をそっと抱きしめた。



俺が腕を外すと、景子は俺の方を向き直り、俺に抱きつき、口を突き出し、キスを求める仕草をした。

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