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ブルースカイ

第8章 恵(上)

俺は灰皿でタバコの火を消すと、うなずいた。



「山さん、遅いな。ちょい見てくるけど、ソウはここおりや。」



俺はうなずいた。



フミは事務所を出ていった。



俺はタバコに火を点けた。



しばらくして、タバコを消した頃、フミが帰ってきた。



「今日は上がれってさ。恵ちゃん、送ったり。」



「わかった。お疲れ。」



俺は出勤簿に書き込むと、着替え始めた。



フミは微笑んで出ていった。



俺は着替え終わると、恵達のテーブルに座る。



「変な事に巻き込んでごめんな。」



「大丈夫やで、聡が守ってくれたから。」



俺は伝票を取るとレジに向かった。

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