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ブルースカイ

第8章 恵(上)

店を出て、4人で梅田駅の方に向かう。



まだ話は聡美ネタ。ええかげんにせぇ。



たく、フミめ、ちょっとウケるとしばらく使うから、明日からも使いよんな。明日は午後一からやから、なるべく会わんようにしとこ。



駅に着くと、恵が言った。



「終電にはもう少し時間あるし、遊んでいこうや。」



「ああ、俺、明日朝一やから、帰るわ。ソウと遊んで行きや。」



「うちも遠慮するわ。フミ君、途中まで送ってや。」



「ええで、近くやし。」



確かに律子はフミの家の近くらしかったが、2人で行かなあかん空気、仕組まれたな。こいつらにはかなわんわ。



「ソウ、頑張りや。」



フミは耳打ちすると、俺の手にゴムを握らせた。

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