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ブルースカイ

第8章 恵(上)

俺色に染めて、か。悪くはないな。恋人同士て、性格にしても、エッチにしても、お互いを理想に近付けるように育て合わな、続かんわな。



やっぱ相性ってそんなとこにあるんやろうな。



行為が終わった後、恵を腕枕しながら、2人で話していた。



「俺色って何色やろな。気になるわ。」



「聡は限りなく黒に近いブルーやろな。」



「なんでやねん。微妙な色やな。確かに髪の色はダークブルーやけど。」



当時髪の色はライトに当たると青に見えるくらいのダークブルーだった。



「聡は真夜中の空みたいやもん。」



「誉められてるんかな、それ。」



「真夜中の空は、星とか、雲とか、雨とか、雪とか、色んなものは受け入れるけど、太陽は拒絶したみたいに、受け入れへんやん。」

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