テキストサイズ

ブルースカイ

第9章 マサ

「知らんなら言いな。」



「開けてみるで。」



「ええで。」



フミは包みを開けた。



「ラブレター入ってるで。」



フミはラブレターを開くと、首をかしげた。



「どないしたん?」



「なんかおかしいわ。」



「何が?見せてや。」



ラブレターを受け取る。



『一目見た時から聡さんが好きです。付き合って下さい。』



「差出人もなんも書いてない。確かに変やな。」



「チョコもあやしいで。」



俺はチョコを割ろうとした。



ビチッビチッビチッ



表面のチョコが砕け、中から大量の髪の毛が出てきた。



「げっ!」



「なんやそれ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ