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ブルースカイ

第9章 マサ

部屋に着くと、鍵を閉めて、俺は言った。



「ごめん、フミ、呼んでええ?」



「ええけど、どないしたん?」



「俺自身、よくわかってないから、話はそれからにしたいねん。」



「わかった。」



俺はフミに電話をかけた。



「フミ、またあのチョコが、郵便受けに入ってたん。おまけに郵便受けの外側から、誰か覗いてたわ。」



「またかい。そら深刻やな。誰かとおるん?」



「美香とおるわ。」



「ほな、美香ちゃん帰ったら、行くから、電話してや。」



「いや、今から来てや。美香送る時も、俺1人とおるより、男2人の方が安全やし。」



「そうやな。わかった。今から行くわ。」

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