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ブルースカイ

第11章 昌孝

少しして、部屋のインターホンが鳴る。









マンションの玄関はランプが赤、部屋の前はランプが緑なので、そこで区別がつく。









ドアを開けると、マサと、フミと昌孝がいた。









「なんや。フミもおるなら、7時に本山駅のマクド側で待ち合わせる意味ないやんけ。」










「兄貴のメール見て、フミさんに連絡したら、直接行こう言わはったんで。」









「マサもアホやから、携帯にパソコンのアドレス入れてるからや。」









「兄貴の登録、2つあるからややこしいんですわ。」









「家の電話なんか携帯からかけへんやろ。消しといたらええやん。」









「話し中の時は、家の留守電入れたが早い時ありますやん。」









「確かに長電話の時は家おるしな。でも、パソコンのアドレスはいらんやろ。」









「確かにそうなんすけど、兄貴のアドレス消すんは、恐れ入りますわ。」









「アハハ、マサのアホ。それ言うなら『痛み入る』やろ。」






「さすがフミさん、頭いいっすわ。」

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