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ブルースカイ

第11章 昌孝

男の先輩2人、さっきの女の先輩とそのツレ、同室の連中、まだ友達やなかったフミも同室だったらしい。10人くらい集まっていた。











居酒屋から始まり、オールでカラオケ。タフやな、こいつら。元々集団が嫌いな俺はカラオケの時点でバテテおり、隅っこで休憩していた。











手紙の女先輩が寄ってくる。











「なあ、手紙読んでくれた?」











「一応読みましたけど。」











「2人で抜け出さん?」











「ええですよ、この雰囲気疲れましたし。」











なぜかOKしてしまう、アホな俺。











結局、近所のファミレスに入る。











コーヒーを2杯頼み、お見合い状態。趣味とか、生年月日とか、出身地とか、ありきたりな話。











何が話したいんやろ、この人。











俺はあえて確信には触れないように、探りを入れる。











「先輩、膝枕してくれて助かりましたわ。」











「先輩は嫌や。茜って呼んで。」











「ほな、茜。膝枕ありがとう。」











「うちの太もも、どないやった?」








「膝枕してくれた時の茜の太もも、柔らかかったわ。」

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