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ブルースカイ

第11章 昌孝

「なめ回したくなるくらい?」









「えっ、なめまわす?すべすべやし、頬擦りしたくなったわ。」









「ムラムラしたんちゃうん?」









「いや、言うてはる意味がわかりませんわ。」









意味わからんわ、この人。頭おかしいんちゃうん。









カラオケに戻ったがましやな。









「俺、カラオケに戻りますわ。」









茜は唖然としていたが、俺は有無を言わせず、伝票を持ってレジに向かった。









そして、支払いをすませるとさっさと店を出て、カラオケに戻る。









カラオケに戻り、椅子に座るとタバコに火を点ける。









先輩の1人が言った。









「自分、茜と出ていったんちゃうん?」









「話したい言われたから行ったんすけど、何かようわからん話やったから、帰って来ましたわ。」









「アハハ、そうなんや、変わってんな。」









俺は首をかしげた。









そして、その帰りに最初の彼女から痴漢にあった。









今思い出しても、ろくな思い出ないわ。










そんな事をマサに話した。







「フミさんに聞いた事ありますわ。変わった奴やって評判やったって。」

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