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「まあ、俺の話はええねん。自分にこんなまともな友達がおって安心したわ。」









「アハハ、兄貴からして、まともやないですから。」









「まぁ、せやな。でも、俺、悪影響与えてるつもりないで。」









「ほんまに兄貴にはお世話になってますわ。」









「気にしな。後輩やし。ただ、いい加減『兄貴』は止めや。」









「あのタバコの時以来、兄貴にはずっと面倒見てもらってますし。」









「アハハ、関わった俺の運の尽きやわ。」









「聡先輩、やっぱマサに聞いてた通り、かっこいいですわ。」









「自分、なに言うたん？」









思わずマサの方を向き、聞いた。









「今までの兄貴のやりはった事言うただけですわ。」









「待て、自分の場合、倍以上大げさやろ。」









「でも、兄貴て変な奴に好かれますわな。」









「やねんな。一番は自分やけどな。」









「ひどいっすわ、こんなかわいい後輩捕まえて。」









「ん？誰がかわいい後輩やって？」









「俺。」







「入試の時まではかわいい後輩やったけどな。」