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「今は？」









「出来の悪い後輩。」









「兄貴、ひどいっすわ。」









「アハハ。まぁ、それはええけど、そろそろ彼の紹介せぇや。」









マサはハッと気付いたように昌孝の方を見た。









「あっ、そう言えば、ちゃんとした紹介、まだでしたわ。」









「頼むわ。」









「こいつは昌孝です。新歓合宿で同室で、入学まで、兄貴達に面倒見てもらって合格できた言う話したら、妙に食いついてきて。」









「で、どないしたんや。」









「兄貴の話聞きたい言うから、兄貴の話したら、会いたい言い出して今日に至るんすわ。」










「俺の話てなんや？」









「何話たんすかね？覚えてないすわ。」









「昌孝君やっけ？こいつ、何言うたん？」









「喧嘩こじれた時、仲裁してもらった話とか、明らかに負けそうな乱闘に聡先輩の知恵で勝った話とか、不倫で相手の旦那にばれた時、頭打ちしてくれたとか、マサが借金あるから、面倒見てくれてるとか、色々聞きましたわ。」








「マサ、半分以上、大袈裟やな。」