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ブルースカイ

第11章 昌孝

「ありのままですやん。」









「喧嘩こじれた時、仲裁した言うけど、あれは一緒に謝り行ったいう方が正しいで。乱闘で勝った時も、慣れとる奴は不意つく事は知っとるし、相手があれやと、ある意味当たり前やわ。」









「ほな、不倫の時は?」









「不倫の時は、結局慰謝料払ったし。そもそも、その慰謝料と、その後のバイク事故で借金抱えたんやろ。呆れて物が言えんわ。」









「もうその事は勘弁しといてくださいや。」









「アハハ、それやったら、真人間になってから言いや。」









「ひどいっすわ。真人間ですて。」









「フミと俺がフォローせなんだら、間違いなく自分、チンピラやな。」









「ほんま、兄貴とフミさんに会わんやったら、大学やって来てないですし。大学受かって、親にも泣かれましたし。ありがとうございます。」









「俺はええから、フミに感謝し。バイトの合間とか、遊ぶ時間削って勉強見てくれたんや。俺みたいな暇人とはちゃうわ。」

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