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ブルースカイ

第3章 チャラ男

7月初旬のある日、俺とフミとコウで、海に行った。







どこの場所かも思い出せない。狭い砂浜と、低く海に突き出した岩場。まるで穴場の釣り場的な雰囲気。







何をしに来たでもない、フミの思い付きで、あてもなく海に来ただけ。決まったのは、思い起こせば一時間前の事。







「なぁ、ソウ。自分、海好きやったやんな?」







「嫌いやないけど、なんでやねん?」







「照り付けるまぶしいほどの夏の日差し、キラキラとダイヤモンドを散りばめたように輝く波、寄せては引いていく波の音、そして、砂浜には水着のきれいな女の子達。辛抱たまらんわ。海行こうや。」







「はぁ?やっすい小説みたいな言い回し並べ立てとんな。時期考えろ、アホ。」

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