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ブルースカイ

第12章 コウ

「来て早々ひどい言われようやわ。」









「とりあえず、ずっと立たれてるんも邪魔くさいし、座りや。」









フミはイスに座る。









俺は冷めたコーヒーをすする。









店員が来て、フミがアイスコーヒーを注文する。









「クソ暑いし、賢明な判断やと思うわ。」









フミは笑って言った。









「やんな♪ところで久々な組み合わせやな。今日はどないしたん?」









「コウと明美がバンド入ってくれんねんて。」









「メイが納得したん?」









「明美は口実で、ほんまはコウが断ってたんやろ?」









「なんや、知ってたんか。」









「そりゃそうや。明美はコウ次第言うから、コウを説得に次ぐ説得やで。」









「そうなんや。宜しく頼むわ。」









「ああ、こっちこそ。」









「幼馴染みのくせに、愛想ないな。もっとないん?」









「しけた事言わんと、今日はこのまま遊び行こうや。3人は久々やからな。」









フミはフミなりに喜んで、コウを歓迎してるんやな。コウはコウで満更でもないみたいやし、ほんま素直やない奴らやわ。

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