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ブルースカイ

第12章 コウ

俺が息を切らせながら、恵に近づいた。









「どないしたん、うちより他の事が大事なんちゃうの。」









「そんなん言うてないやんか。なんか恵に会うん久々やから、舞い上がってやり過ぎてもたんや。反省してるわ。」









「こんなとこでまくし立てんと、部屋帰ろや。」









コンビニで酒を買って、二人で部屋に帰った。









不思議なのは、さっきまでの不機嫌が嘘のように上機嫌で、何がなんだか理解できなかった。









うーん、女心は読めんわ。









翌朝、仕事のある恵を送り出し、久々に部屋の掃除をする。









それが終わると、10時くらいだったので、マサに電話をかける。









「もし、もし、誰やねん。」









「マサ、俺や、聡や。」









「あっ、兄貴。おはようございます。」









「昨日取り込んでて、変な切り方してもて、悪かったわ。」









「なんか最近、昌孝しんどいとか、膝が痛いとか、言うて、ほんま元気ないんすわ。」










「膝痛いて、傷めてるかなんかしとんちゃうん?膝かばいながら歩くん、しんどいしな。傷めてるんなら、はよ治療したがええで。」

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