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ブルースカイ

第12章 コウ

しばらく雑誌を読みながら、ゴロゴロしていると、インターホンが鳴った。









インターホンを取って言った。









「はい。」









「兄貴、マサです。」









「ほな、開けるわ。部屋のドアも開けとくから、入ってきぃや。」









ロックを解き、玄関のドアを開けて少しすると、マサがやって来た。









「兄貴、昌孝、ええらしいですわ、行きましょうや。」









「わかった、ほな、行こうか。」









俺達は二人で昌孝の家に向かった。









昌孝の家に着き、昌孝の部屋に入ると、昌孝はベッドに横たわっていた。









「体調悪い聞いたけど、どないやねん。」









「聡先輩。」









昌孝は体を起こそうとした。









「あかん、あかん。そのまま寝とき。そうせな、俺ら、帰らなあかん。」









「すいません。」









「昌孝、どないしたんや?どこがどうあるん?」









「左膝が腫れて、めっさ痛むんですわ。」









「そんなひどいんやったら、病院行きや。」









「マサ、席外してや、聡先輩と話したいんや。」









「わかった。兄貴、なんかあったらすぐ呼んで下さい。」

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