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ブルースカイ

第12章 コウ

「なんかひどい話やな。」









「明美とは色々話しとるけど、コウ、なんかないと連絡してこんし。しかも、たいがい面倒やねん。」









コウは苦笑した。









「変に釘指すわな。話変わるけど、骨肉腫言うてたやんな。」









「なんや、さっきのマサの下り、ネタかい。」









「さすがに覚えてるわ。いらんこと言うたし。」









「あの下り悪趣味やで、さすがに。」









「重い話やなって思ってん。フミは知ってるん?」









「図書館行くとか言うてた。」









「はぁ?岡本のあっこ?」









「わからへん。もしかすると三ノ宮かもやわ。」









「まぁ、ええか。小学校の頃、クラスメートに骨髄移植せなあかん病気、なんやっけ?」










「白血病や。」









「それの奴がおってん。そいつ、フミが仲良かってん。」









「そうやったんや。」









「多分、フミ、好きやったんちゃうかな。」









「女の子なん?」









「そうや。結局、ダメやってんけどな。」

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