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ブルースカイ

第14章 明美

翌日、学校の喫煙所でフミを待っていた。同じ授業やから、待ち合わせせんでも来るやろ、メールの返事もないし。



タバコに火をつけ、ボーッとしながら、アホなノリで登校してくる他の学生達を眺めていた。



その中に見覚えのあるバカップル発見今日一緒やったかいな



気付かれないかと思っていたら、明美が目ざとく見つけ、声をかけてくる。



「聡、何しとん?」



俺は苦笑して答える。



「見ての通り、タバコ吸うてる。」



「愛しの文也待ってるんちゃうん?」



笑えないボケをかますバカップル1号の男の方。



「前々から、聡と文也、怪しいと思ってたん。」



話を広げるバカップル2号の女の方。



「なんや、呼んだ?」



タイミング悪く現れるアホ1匹。



とりあえず苦笑してみる。



「フミ、タイミング悪すぎやわ。漫画かいな」



「ほな、あとは若い2人に任せて。」



相変わらず笑えんわ、バカップル1号



「笑えんネタ言いな。」



フミだけが状況を理解できず、俺の隣でタバコを吸い始める。

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