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ブルースカイ

第14章 明美

JR西宮まで出ると、あとは国道2号線沿いを歩けば、家まで着く。



国道2号線沿いをボーッとしながら歩いていると、公園に着く。



大体いつもここで麻理と会うねんな



今日は時間早いから会わへんやろそういう理由で寄る必要もないので、あえて素通りする。



後ろからパタパタと足音がついてくる。



俺は立ち止まり、振り返る。逆光の中、走って追いかけてくるショートカットの女の子。



少しずつはっきりとして来る顔立ち。麻理やな。



俺はその光景に見とれていた。なんか逆光って神秘的やんな



「アハハ、やっぱり聡やおはよう」



はっと我に帰り、オウム返し。



「おはよう」



「さっき起きなあかん言うてたけど、多分、散歩やろうな思って待ってたら、ほんまに散歩やった運命的やんな」



「びっくりしたわまだ通学には早いから、おらへん思ってた」



「散歩にかけて、早く出たん早い言うても何気に8時前やで」


俺は時計を見る。何気に時間は7時45分だった。

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