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ブルースカイ

第5章 美香

3日後、授業中に美香から着信が入っていた。





その日、たまたま携帯を忘れて授業に出ていた俺は、気付かないまま、授業が終わってから、フミと三ノ宮の街をブラついていた。





俺の携帯にかけて反応がない時は、フミの携帯にかかってくる。





当時の俺はたまに携帯を忘れて出かける癖があったため、フミにかければ、だいたい一緒にいるからだ。





ただ運が悪い事に、フミもオール明けで、携帯の電池が切れていた。その事に気付いたのは、夜に居酒屋で飯を食っていた時だった。





「フミ、そう言えば、今日は電話少ないな。」

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