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狼飼ってます!

第2章 狼人間

親が去った後、溜め息をついて彼の目だけを見る。多分顔は赤い。

てゆーか、何この漫画みたいな展開!!
お母さんが狼拾って来た時から変だと思ってたけど…。

「あんた…さっきの狼なの?」

「ああ。名前はフェンリル。」

「ちょ!あぐらかかないで!!てか、狼の姿に戻って!!」

フェンリルは渋々言う事を聞いて、またポンッと言う可愛い音と共に狼に戻った。

「…これはどういう事なの?あんた何者?」

洗いながらさっきより低いトーンで質問してみた。

「狼人間って言う種族の末裔。」

「狼人間?ようか」

「ちげーよ。」

話を途中で切られた。

「人間の事は母さんから聞いた事があるから大体わかる。」

「へー…でも、狼人間て聞いた事ないな。」

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