テキストサイズ

天才剣士は一くんに夢中

第3章 妄想と嫉妬

★★★★★★★★★★★



「随分と楽しそうだったな。」


不機嫌そうに僕にそう言い放ったのは一くんだった。


「そうかな?てかどうしたのさ。もしかしなくても怒ってる?」

「なぜ俺が怒らなければならないんだ。」



‥いやいや
それは僕が聞きたいんだけど。


「間違ってたらごめんね。一くん‥ヤキモチ妬いてる?」


「な‥‥っ!」



顔を真っ赤に染めて明らかに動揺している一くん。


「あはっ
僕の想像はどうやら当たりみたいだね。」


「ち‥違う!そんなわけ‥‥」


「ほんと。素直じゃないんだから‥」



僕は一くんのほうへとそっと身体を寄せて


その唇に





《チュッ‥》





触れるだけのキスをした。



★★★★★★★★★★★

ストーリーメニュー

TOPTOPへ