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天才剣士は一くんに夢中

第5章 総司の憂鬱

★★★★★★★★★★★



はぁ~あ‥


土方さんさえ来なければあのまま良い雰囲気になって‥

あわよくば‥
‥‥ってのはさすがに無理だよね。


と言うか、なんかしんないけど重い空気になっちゃってるし‥



全部土方さんのせいだ‥とことん僕はあの人が好きになれないみたいだね。



そんなわけで顔を洗ってる最中も僕の頭の中ではそんなことばかり。





「はい‥おわったよ。」


「あぁ。」



意識してるせいなんだろうか。
返事も少しそっけなく思える。



「機嫌悪いね‥ごめん。僕が怒らせたんだよね。」


このまままた僕達の関係に破裂がかかったままでは嫌なので、僕は素直に謝ることにした。



「‥‥?どうして総司が謝る?」


「‥‥‥え?」


もしかして僕の勘違い‥?


「だ‥、だって一くん‥さっきからどことなく機嫌悪い‥し?」


「‥あ‥あぁ、そうか。でもまぁ別に総司に怒っているわけではない。」



そう‥なんだ


僕は思わぬ展開に拍子抜けしてしまった。


「でも‥じゃあ何に怒ってるの?」



★★★★★★★★★★★

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