壊れる程に愛してる。
第3章 日常
「嫌じゃないでしょ…気持ち良いでしょ…?嘘吐き」
全てを見透かしたような真っ直ぐな瞳が急に視界から消える。
「いやあぁ…っん!!」
下半身に快感が走る。
彼は、私の一番敏感で既に勃起している小さな突起を執拗なほどに舌先で舐める。
指先や爪先が痺れ、頭の奥がスウッとしたかと思うと、私はすぐに果ててしまった。
「もうイッちゃったの…?」
彼の静かな笑顔がぼやけた視界に戻ってくる。
その顔は汗とは考えられないくらい大量の雫が滴っていた。
「何勝手にイッて潮吹いてんの?しかも…顔射?」
自分の頬がカッと熱くなるのがわかった。
なんだかとても恥ずかしくて、震える手で顔を覆った。
「ダメ。ちゃんと顔見せて…ルナのいやらしい表情」
真っ直ぐに見つめてくる彼の視線が、私の体を疼かせる。
嫌なのに怖いのに、そんな気持ちとは裏腹に、体が彼を求める。
「物欲しそうな顔してないで、何か言えよ」
「え…ああぁんっ!!」