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二度目の初恋

第2章 バレンタインと告白

松本が歩き出したから、隣を歩いて行く。



「気にならないの?」


「えー?気になるっつーか、どうでもいいかな」



「へえ……」


あたしとは大違いだな。

あたしは騒いで、相手聞きたがったし。


「何?お前、陽翔のこと気になんの?」


「え?ううん、別に」


あたしが池田陽翔を気にする理由がないし。

第一、どうでもいい。
話したこともないしね。



「即答かよ!ちょっとは動揺しろよな~」


「動揺?何で?」


松本が言っている意味がわからない。

何で動揺しないといけないの?


「俺がつまんねえじゃん」


「……?」

どういう意味?
わかんないんだけど。



「あ~、はいはい。気にすんな」


「……うん…?」

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