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二度目の初恋

第2章 バレンタインと告白

ただ、相手が男子だったからいつも異常に緊張しただけで…。

みんなに対して、キョドる訳じゃないから!



「実際お前、クラスにまだ喋ったことないヤツいるだろ?」


「い、いないよ!」



…………ほんとはいるけど…………。


「そ、それで!何でクラス替え嫌なの?」


話を無理矢理そらさせる。
と言うか、戻す?


「せっかく仲良くなった奴らと離れるのが嫌なんだよ」


え?
そんな理由?


「ぶっ!!」

「おい!笑うな!!」


「だ、だって……!何か可愛い……ははっ」


離れるのが嫌って言うけど、クラス変わっても普通に会えるわけだし。



「くそっ。言うんじゃなかったー!」


「あはは……。あたしは楽しみだよ、クラス替え」



「まじかよ?」


松本があり得ないと言う顔をする。

大袈裟だなー。

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