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二度目の初恋

第2章 バレンタインと告白

言って後悔した。

しまった!
バカにされる!!


ほら、今に隣から笑い声が聞こえてくるよ……。

そうっと隣を見ると、松本がこっちを見て微笑んでいた。



「………え?」


予想外の反応に、家まであと10歩のところで思わず立ち止まる。


「俺さ………、お前の事好きだよ」


……!!


「それって………」

「俺、マジだから」



『松本大輝が久賀彩葉の事好きって………』


ほ、本当だったんだ!

ええっ!


ど、どうしよう……。
何て言ったら良いの?

「あ、あたし…、こう言うの初めてで、どう言ったらいいかわかんないけど……」



正直に自分の気持ちを言おう。

それが一番だと思うから。


「松本の事好きだけど、松本とは違う好きだと思う、かな……。だからごめんなさい?」


真っ直ぐ、松本を見て言う。


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