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異種間恋愛

第17章 見守る人

「ベッドで、寝かせてやってくれ」
 敵はそれだけ言うと部屋を出て行った。
 痛いところを突く。
 確かにそうかもしれない。リアの最愛の人たちを殺めた僕ではリアを本当に幸せにすることはできないだろう。
 しかし、ティオン様はどこまで知っているのだろう。
 
「愛してるよ」
 リアをベッドにゆっくり寝かせるとそう呟いて布団を上からかけた。

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