
異種間恋愛
第4章 獅子の秘密
朝、目を覚ますとレオがいなかった。
「レ、オ?」
私は木に凭れかかって座り、目を閉じている青年の姿に目をまるくした。
一瞬、ストラスかと思ったけれど全くの別人である。
「だ、だれ」
私は起こすのも恐かったので寝ぼけた目をこすって木から少し離れた。
穏やかな寝息が今にも聞こえてきそうなほど熟睡している青年は長い脚を片方胸の前で抱えていて、その姿が大きな木の陰にすっぽり覆われ、私が立っている太陽が照りつける場所から見ると立派な絵画のように見える。
日に程良く焼けた肌は小麦色で柔らかそうな髪は金色をしている。俯いていてよくは見えないけれど、高い鼻と薄い唇だけを見てもこの青年の美しさが十分すぎるほど目に焼きつく。
小さな顔に比べ青年の手足は長く、しかし男らしい筋肉がしっかりついており全体的にしなやかで艶めかしい印象を受ける。身長はストラスよりわずかに高そうだ。
「……天使?妖精?」
小さく誰に聞くとでもなく呟いた後はただ溜め息を吐くことしかできない。
こんなに美しい人間がいるなんて信じられない。ストラスより美しい人を見たことがなかったけれど、今目の前にいる青年はストラスと同じくらい……それ以上に美しいかもしれない。
ここまで格好いいと単にどちらが、という比べ方はできない。
見惚れているとだんだんと瞼が重くなってきた。
もっと、もっと見ていたいのに……あの人をもっと眺めて、いた……いの、――
「レ、オ?」
私は木に凭れかかって座り、目を閉じている青年の姿に目をまるくした。
一瞬、ストラスかと思ったけれど全くの別人である。
「だ、だれ」
私は起こすのも恐かったので寝ぼけた目をこすって木から少し離れた。
穏やかな寝息が今にも聞こえてきそうなほど熟睡している青年は長い脚を片方胸の前で抱えていて、その姿が大きな木の陰にすっぽり覆われ、私が立っている太陽が照りつける場所から見ると立派な絵画のように見える。
日に程良く焼けた肌は小麦色で柔らかそうな髪は金色をしている。俯いていてよくは見えないけれど、高い鼻と薄い唇だけを見てもこの青年の美しさが十分すぎるほど目に焼きつく。
小さな顔に比べ青年の手足は長く、しかし男らしい筋肉がしっかりついており全体的にしなやかで艶めかしい印象を受ける。身長はストラスよりわずかに高そうだ。
「……天使?妖精?」
小さく誰に聞くとでもなく呟いた後はただ溜め息を吐くことしかできない。
こんなに美しい人間がいるなんて信じられない。ストラスより美しい人を見たことがなかったけれど、今目の前にいる青年はストラスと同じくらい……それ以上に美しいかもしれない。
ここまで格好いいと単にどちらが、という比べ方はできない。
見惚れているとだんだんと瞼が重くなってきた。
もっと、もっと見ていたいのに……あの人をもっと眺めて、いた……いの、――
