
合縁奇縁〜ついてまわる運命〜
第2章 居場所
入ってきた先生を見て、私と愛瑠は顔を合わせた。あのひと。先生だったんだ、やっぱ。皆が席につく中、二人は顔を合わせない様に目線をそらす。しかし、あいにく先生に見つかってしまった。近くにやってきた先生の言葉は皆を笑わせた。
「おお、お前らちゃんとHRにはでる気になったんだ。まあ、退屈だからってさあ、昨日みたいに途中で抜け出さないでくれよ。里中、桐谷。」
わき起こる笑いに私も思わず笑う。サングラス姿のその男性は今日はスーツ姿じゃなかった。白Tにズボンは灰色のジャージ。教卓に戻った先生はさっそくチョークで黒板に大きく文字を書き出した。
「おお、お前らちゃんとHRにはでる気になったんだ。まあ、退屈だからってさあ、昨日みたいに途中で抜け出さないでくれよ。里中、桐谷。」
わき起こる笑いに私も思わず笑う。サングラス姿のその男性は今日はスーツ姿じゃなかった。白Tにズボンは灰色のジャージ。教卓に戻った先生はさっそくチョークで黒板に大きく文字を書き出した。
