合縁奇縁〜ついてまわる運命〜
第2章 居場所
二人で食堂に行くと、食堂のいすは片付けられ、あちこちにある机の上には食べ物が並べられていた。未来と恭を見つけて、二人のもとに向かう。
「愛瑠、遥、遅かったね。何してたのよ。」
私の顔を見ずに答える愛瑠。顔色一つ変えずに、彼女は涼しい顔で言う。
「特に何も。」
無愛想な返事に笑う声が未来の後ろから聞こえた。私はそこに立ってた人を目でおいながら未来に聞いてみる。
「その人、知り合い?」
「ああ、この人達ね、お向かいさん!」
未来は嬉しそうに4人を紹介する。
「右から有田白斗先輩、桃先輩のお兄さん。そして、稲葉蓚先輩と新くんも兄弟なんですって。」
その『新』といって指差された男子はどこかで見た記憶があった。
「あっ、教室の・・・。」
「愛瑠、遥、遅かったね。何してたのよ。」
私の顔を見ずに答える愛瑠。顔色一つ変えずに、彼女は涼しい顔で言う。
「特に何も。」
無愛想な返事に笑う声が未来の後ろから聞こえた。私はそこに立ってた人を目でおいながら未来に聞いてみる。
「その人、知り合い?」
「ああ、この人達ね、お向かいさん!」
未来は嬉しそうに4人を紹介する。
「右から有田白斗先輩、桃先輩のお兄さん。そして、稲葉蓚先輩と新くんも兄弟なんですって。」
その『新』といって指差された男子はどこかで見た記憶があった。
「あっ、教室の・・・。」