えっちな妄想は生きる糧。
第3章 先輩×後輩@部室で
「きゃっ…♪和真くん、くすぐったいよぉ」
チュッチュッと和真くんが顔中にたくさんキスをしてくれる。
「次は、琳果からキスして?」
うちは、躊躇いなく和真くんにキスをする。
軽いキスなんかじゃ物足りなくなって、自ら舌を絡める。
「琳…果?」
口を手の甲で隠しながら照れる仕草が、可愛いんだ。
和真くんは、気付いてないけど他校の子が和真くん目当てで試合を観にくるくらいモテモテだ。
副主将でしっかり主将を支えつつ部員さんをまとめてるし、努力家だからレギュラーになってサードやってるし。
誰にでも別け隔てなく優しくて信頼されてるし。
なによりも精悍な顔付きとか高い背と長い手足とかが、モデルさんみたい。
野球部だから坊主だし、いつも土だらけになってるけど、それがまた似合っててカッコいい。
「そんなキスされたら、琳果のコト襲っちゃうよ?」
なんで、うちなのかな?
次の大会が終わっちゃうと、もう毎週ここで和真くんと会うことできなくなっちゃう…。
大学受験モードになって、学年違うから話す回数だって減っちゃう…。
「和真くん…」