えっちな妄想は生きる糧。
第3章 先輩×後輩@部室で
「琳果、きょうはどうしたの?いつもはこんなことしないのに…」
歯止めが効かなくなっていたうちの行為を強引に止め、そう訊ねてくる和真くん。
ぼんやりと見える顔からは、不安そうな表情が読み取れた。
「きょうは、和真くんにしてあげたいの…大会が終わったら、和真くん引退しちゃうから…もう、受験だし、ここで毎週会えなくなっちゃうから…だから…」
なんでだろう。
言葉にしてみたら急に淋しくなってきて、勝手に涙が溢れてきた。
和真くんは、黙って聞いてくれていた。
「ううん、違うの…これから会えなくなる分も、たくさんしたいの…和真くんを琳果でいっぱいにしたいの…他の子なんて見れなくなるくらいに」
小さな子供をあやすみたいに、うちの肩に付かないくらいに短い髪の毛を優しく撫でてくれる和真くん。
それでも不安が勝手に走っていく。
「和真くん、卒業して、大学でモテモテで、もっと良い人と出会っちゃうんだ…」
和真くんの、頭を撫でてくれる手が止まった。
「俺は、引退しても卒業しても、琳果だけだよ…?そんなに、信頼されてないの…?」
うちはブンブンと首を横に振った。
違うの…違うの…。
「…わかった。琳果の不安、全部受け止めてやるから…今日は琳果からセックスして」