無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

なんだか不安と安心が矛盾を繰り返しながらグルグルと渦巻いて、うちを混乱させた。

でも、全てを受け止めてくれるなら…。


｢ふぅ…っん…んんぅっ…｣


押し倒したままの状態できつく和真くんを抱き締めながら、全身全霊でキスをした。

和真くんよりも下手くそで、何度も歯が当たる。

それでもそんなキスに応えて、舌を絡めてくれる和真くん。

その動きがどこまでも優しくて、また涙が溢れた。


｢…あぁっ…｣


唇を離すと、透明な糸がわずかな光を吸収してキラキラした。

それから唇をまた和真くんの耳へ這わせる。


｢…っ…きもちいよ、琳果…｣


耳を舐めながら、余った手で露になった和真くんの乳首を弄ぶ。

いつも和真くんがしてくれている手付きを思い出しながら、同じように指先を動かす。


｢…っあ…｣


舌を耳から首筋を伝わせて乳首を吸う。

男の人のは、女の人のと違うんだ。

膨らみの有無だけでなく、乳輪や乳首の大きさも、感度も全然違う。


｢ぅあ…っ｣


強めに吸ったり摘まんだりすると、和真くんは耳を舐めたときと同じ可愛い声をあげた。


｢和真くん…可愛い｣