えっちな妄想は生きる糧。
第4章 会長×書記@生徒会室で
彼の細くて長い指が私の白いニットカーディガンのボタンを外していく。
「して、欲しいんでしょ?」
耳元で囁かれる言葉。
いつもより少し低い声が色っぽくて、それがこれからされる行為を想像させ体の奥をじゅんと濡らす。
「はい…抱いてください…っ」
「さきって真面目でウブな類なんだと思ってたけど、いやらしいね。それが素顔?」
耳に触れる声や吐息がゾクゾクとさせる。
たったそれだけで、足まで震えて立っていられなくなりそうだ。
「そうです…ずっと、今日こうして会長に抱いてもらえることを夢みてました…」
「ねぇ。こういうときくらい、ちゃんと名前で呼んでよ…さき」
さっきより少し上擦った切ない声。
やっぱり、彼は私に似てる…。
「れ…お…」
「うん…何?」
「抱いてください…」
「言われなくても、もうそのつもりだよ」