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私には夢があるの。

第13章 こんな私


春「なんでだろうね…?

こんな私は
私じゃない。


いつも笑ってたハズなのに。

いつも走ってたハズなのに。


今ではベッドの上で
空を眺めることしかできない。


誰の役にも立てない。


そのくせ、
心配してくれている親に
八つ当たり。


今の自分を認めない。


こんな無力な自分なんか、
大嫌い。」


悲しく笑う春夏お姉さん。

驚きながらも頬を濡らす私。

黙ってお姉さんを見つめる。

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