私には夢があるの。
第15章 繦くん…?
私たちは部屋に戻り、
ゲームをすることになった。
私は、ジュースを
買いに自動販売機へ。
繦くんいるかな?
繦くんはオレンジジュース。
私はリンゴジュースにした。
バタバタっ
騒がしく何人もの足音が
廊下に響く。
「すいませーん!
どいてくださーい。」
看護師さんが2人に
ドクター1人が
大きな機械を押しながら
廊下を駆け抜ける。
私はその様子を眉をひそめて見る。
っふと聞こえる。
「誰だって」
ドクターの問いかけに
看護師の1人が答えた。
「315の、」
耳を疑った。
「双葉 繦くんです。」