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HELLO ENDING〜君との思い出〜

第2章 計算

家に帰ると、霧人からメールが来ていた。
【どう?】
私は少しイラつきを感じながら
【どう?じゃないわよ。何なの、あの人】
【ごめん、土下座されちゃって】
十秒程で返信がきた。
霧人はメールを打つのが速い。
【もう、いい。その代わり
まで打った所で、霧人からメールがきた。
【その代わり、今度久しぶりにどこか出かけるから。決めといて】
突然のデートの誘いに、少し口元が緩んだ。
霧人は、いつも勝手にデートの日を決める。
普通、"出かける??"と、聞くのに、
もう出掛けることが決まっている。
そんなところも、嫌いじゃない。私は引っ張ってくれる人が好きなのかな

私は、
【楽しみにしてるね】
となるべく速く打って返えした。

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