異性の親友…
第4章 私は、決めた
さっき打った文字が
気にくわなくて
全部消した
何度も何度も打ち直し
書いたが、結局真実を書かなく
てはならなくなり
何時間かけても
思うように出来なかった…。
………
……………
チッチッチッチッチッチッチッチッ
時計を見ると
夜中の2時…
私は、
結局また逃げ出した
湧には、返信出来なかったのだ。
ヴーヴーヴー…
ヴーヴーヴーヴーヴーヴー
そのバイブ音に
少し飛び跳ねてしまった。
龍からだった
「………………もしもし…」
「…あ、由美…大丈夫か?…なんか…」
「…あたし…別れようって湧に言ったよ…理由聞かれたんだけど…怖くて言えなくて…最低だよね私…」
そのまま
沈黙が続いた…。
しばらくすると
龍「……ごめん…俺由美のこと考えないで自分のことばっか考えてた…俺がいけなかったんだ…」
あたし「……ううん…」
龍「…でも、ちゃんと別れたんだし…これからは、俺が由美を幸せにする」
あたし「……うん」
龍「何か、ずっと親友だったからなー…変な感じだな」
あたし「うん…」
あたし「…龍…あたし、龍を好きになる
…」
嘘つき…もぉ、好きなくせに
龍「…うん……待ってる」
龍「と…取りあえず…俺らは付き合ったってことで!俺は由美のこと大好きだから…」
あたし「うん…んぢゃぁまた」
龍「おやすみ」