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時間の恋 上

第1章 高校出会い

『いったあ…
なにするのよ!』

私の頭を叩いたのは

『!!』

『おまえ隙ありすぎ』

『和ひどい…!
いきなりたたかいでよ…』

ムキになってしまった

『その呼び方…前にやめて言わなかった?…。』

『あ、ごめん、和兄』

『ん、よろしい』

宇都木和哉は2個年上で
兄さん的存在。

小さい頃は
よく遊んでもらっていたが…

相手が
中学に入ってから
なくなってしまった。

話さないうちに

『お前ボーッと呑気に
歩いて、そんなことを
言ってるから隙がでんだょ……』
そう。
S発言が
多くなっていた。

私が
高校入学が
決まった時ぐらいに
和兄と話し始めたから
それ以来全然

喋ってなかったから
正直性格の変わりように
最初は驚いた。

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