君の声に恋をした
第2章 出会い
「各クラス企画書前に提出してくださーい」
― 喫茶店か
企画書に目を通していると
「なにお前、今さら企画書読んでんの?」
神崎がケラケラと笑いながら言ってくる
「話し合いとかいつしたっけ?」
「うわっ 自分のクラスのことなのにひっでえ~!!」
「たぶん その日休んだわ」
「お前 無遅刻無欠席だろ!!ばーか!」
爆笑する私たちに
「お前らヤル気あるならその紙を前に持ってこい!」
先生の喝が入る
「へいへい~」
へらへらしながら前にいく神崎を
笑いながら見ていると
~♪きっとあなたが前をみたとき~
わたしのケータイが鳴った。
― やばっ