Soul Of Blood
第2章 闇に染まる施設
第十七話 徘徊
「到着!」
病院からやや離れているショッピングモールに到着した三人 ショッピングモールも同様にガラス張りの扉に鍵が掛かっており、中には入れなかった
「しょうがない…。あまりやりたくないが…」
と、レインがショットガンを構える
バァンッ!
ガシャン!
大きな銃撃音と共にガラスが割れる乾いた音が鳴り響く
それにより、ガラス張りの扉に大きな穴が出来た
「よし、行くぞ…」
レインの言葉に二人は頷いた…
・
・
・
………
中はショッピングモールだとは思えない程静まり返っていた
人がいなくなるとこんなに変わると初めて実感した
「静か…だな」
しかし、その静寂も打ち砕かれる
ガシャン…
ガシャン…
「「!?」」
確かに聞こえた…機械音のような音が…
「何か来るのか?」
と、警戒しながらカイトはショットガンを構えるが…
「ダメだ!隠れろ!」
レインが警告のように言った
「え?何…」
「いいから!」
「うわっ!」
レインに腕を掴まれ角に隠れる それにつられロイも隠れる
ガシャン…
ガシャン…
次第に機械音が大きくなる
「「!?」」
そこで二人は仰天する それは人間でも生物でもなかった
「砲…台?」
そこには全長一メートルはある巨大な砲台があった 器用に四本の足(らしきもの)を使って移動して取り付けられた巨大な砲口…徘徊する以外どう見ても砲台だった…
【ギギギ…】
ぎこちない金属音が響く
【プシュゥー…】
そして砲台の頂上のハッチが開いて…
ドュルリッ!
「「!?」」
更に二人は仰天する
ハッチが開いて一本の触手が出てきたのだ その触手はあのロウマーにも似ている
更にその触手の先端に目玉のようなものが見えた
【ギョロッ…】
ドクンッ…
見られているような感じがして心臓が高まる
【………】
まるで異常なしかのように砲台は触手をしまい、ハッチを閉じて別の方向へといっていった その姿はまさに【徘徊する砲台】だ
「な、何だよ!あれ!?」
脱力感にその場を座りこむ
「あれもロウマーな…」
そこでロイの言葉が途切れる
【ガシャン…】
真後ろから機械音がする
まさか…
恐る恐る後ろを見ると…天井に…【それ】は張り付いていた…
「到着!」
病院からやや離れているショッピングモールに到着した三人 ショッピングモールも同様にガラス張りの扉に鍵が掛かっており、中には入れなかった
「しょうがない…。あまりやりたくないが…」
と、レインがショットガンを構える
バァンッ!
ガシャン!
大きな銃撃音と共にガラスが割れる乾いた音が鳴り響く
それにより、ガラス張りの扉に大きな穴が出来た
「よし、行くぞ…」
レインの言葉に二人は頷いた…
・
・
・
………
中はショッピングモールだとは思えない程静まり返っていた
人がいなくなるとこんなに変わると初めて実感した
「静か…だな」
しかし、その静寂も打ち砕かれる
ガシャン…
ガシャン…
「「!?」」
確かに聞こえた…機械音のような音が…
「何か来るのか?」
と、警戒しながらカイトはショットガンを構えるが…
「ダメだ!隠れろ!」
レインが警告のように言った
「え?何…」
「いいから!」
「うわっ!」
レインに腕を掴まれ角に隠れる それにつられロイも隠れる
ガシャン…
ガシャン…
次第に機械音が大きくなる
「「!?」」
そこで二人は仰天する それは人間でも生物でもなかった
「砲…台?」
そこには全長一メートルはある巨大な砲台があった 器用に四本の足(らしきもの)を使って移動して取り付けられた巨大な砲口…徘徊する以外どう見ても砲台だった…
【ギギギ…】
ぎこちない金属音が響く
【プシュゥー…】
そして砲台の頂上のハッチが開いて…
ドュルリッ!
「「!?」」
更に二人は仰天する
ハッチが開いて一本の触手が出てきたのだ その触手はあのロウマーにも似ている
更にその触手の先端に目玉のようなものが見えた
【ギョロッ…】
ドクンッ…
見られているような感じがして心臓が高まる
【………】
まるで異常なしかのように砲台は触手をしまい、ハッチを閉じて別の方向へといっていった その姿はまさに【徘徊する砲台】だ
「な、何だよ!あれ!?」
脱力感にその場を座りこむ
「あれもロウマーな…」
そこでロイの言葉が途切れる
【ガシャン…】
真後ろから機械音がする
まさか…
恐る恐る後ろを見ると…天井に…【それ】は張り付いていた…