
Soul Of Blood
第2章 闇に染まる施設
第二十二話 崩爪
「うぉぉぉ!」
キィン!
再び鳴り響く甲高い音… 互いがぶつかり合う
「ぐっ…!」
しかし、その勝負は圧倒的にカギツメ男の方が有利だった
「圧されているじゃないか!」
すぐさまロイは二丁拳銃を構えるが…
「やめとけ…」
と、レインに二丁拳銃を抑えられる
「何でだよ!?」
このままだと親友が死んでしまう! どこからかその恐怖が込み上げる
「あいつはあれであっている選択をしている」
「はぁ!?あれのどこが?」
レインが言っている事が理解出来なかった あんな不利なナイフで戦うなんてどこがあっている選択なんだろうか
キィン!キィン!
連続で鳴り響く甲高い音と共にどんどんカイトが退いていく
そして…
ガキィン!
ナイフが…弾かれた
ナイフはクルクルと宙を舞い落ちる
『ギギギ…』
カギツメ男は勝ち誇ったような声を出す
そしてカギツメ男の右腕が振りかぶる
「カイト!!!」
ズバッ!!
響き渡る鮮やかな音… しかし、カイトがやられた訳ではない
ボトッ…
何か上から降ってきた それは…
『グキィィィッ!!』
カギツメ男の…【右腕】だった カギツメ男の断面から激しく赤い血が吹き出す
「え?何で?」
流石にロイは驚きを隠せなかった
「奴が何でナイフで挑んだか分かるか?」
「分からん?」
レインが説明をする
「ナイフの性質…それは反撃に適している」
「反撃?」
「そう、いわゆるカウンターと言った所か…。ナイフは確かにリーチが短く威力は小さいが、奴が持っているナイフは刀身七十センチ弱の大型ナイフ。切断も簡単だし相手からの攻撃から軽減出来る」
「つまり…?」
「奴は弾かれた直後にカギツメ男の腕を狙った訳だ」
「成る程!」
「よくぞ、お見通し!」
カイトはニィと笑う
「さぁ、まだまだだぜ!」
更にナイフを数本取り出す
『チィッ!!』
カギツメ男は舌打ちするような声を上げて信じられない跳躍力で飛び上がり天へと逃げていった
「あ、待て!」
追撃するかのようにカイトはナイフを投げるが全て外れ、下に落ちていく
「まぁいいや…」
カイトはカギツメ男を見てふっと笑った
「うぉぉぉ!」
キィン!
再び鳴り響く甲高い音… 互いがぶつかり合う
「ぐっ…!」
しかし、その勝負は圧倒的にカギツメ男の方が有利だった
「圧されているじゃないか!」
すぐさまロイは二丁拳銃を構えるが…
「やめとけ…」
と、レインに二丁拳銃を抑えられる
「何でだよ!?」
このままだと親友が死んでしまう! どこからかその恐怖が込み上げる
「あいつはあれであっている選択をしている」
「はぁ!?あれのどこが?」
レインが言っている事が理解出来なかった あんな不利なナイフで戦うなんてどこがあっている選択なんだろうか
キィン!キィン!
連続で鳴り響く甲高い音と共にどんどんカイトが退いていく
そして…
ガキィン!
ナイフが…弾かれた
ナイフはクルクルと宙を舞い落ちる
『ギギギ…』
カギツメ男は勝ち誇ったような声を出す
そしてカギツメ男の右腕が振りかぶる
「カイト!!!」
ズバッ!!
響き渡る鮮やかな音… しかし、カイトがやられた訳ではない
ボトッ…
何か上から降ってきた それは…
『グキィィィッ!!』
カギツメ男の…【右腕】だった カギツメ男の断面から激しく赤い血が吹き出す
「え?何で?」
流石にロイは驚きを隠せなかった
「奴が何でナイフで挑んだか分かるか?」
「分からん?」
レインが説明をする
「ナイフの性質…それは反撃に適している」
「反撃?」
「そう、いわゆるカウンターと言った所か…。ナイフは確かにリーチが短く威力は小さいが、奴が持っているナイフは刀身七十センチ弱の大型ナイフ。切断も簡単だし相手からの攻撃から軽減出来る」
「つまり…?」
「奴は弾かれた直後にカギツメ男の腕を狙った訳だ」
「成る程!」
「よくぞ、お見通し!」
カイトはニィと笑う
「さぁ、まだまだだぜ!」
更にナイフを数本取り出す
『チィッ!!』
カギツメ男は舌打ちするような声を上げて信じられない跳躍力で飛び上がり天へと逃げていった
「あ、待て!」
追撃するかのようにカイトはナイフを投げるが全て外れ、下に落ちていく
「まぁいいや…」
カイトはカギツメ男を見てふっと笑った
