テキストサイズ

Soul Of Blood

第2章 闇に染まる施設

第二十六話 避難

バァンッ!

バァンッ!

ショットガンの銃撃音が連続で鳴り響く ショットガンの銃撃は何体のロウマーに直撃し、血が飛び散るが…

「こいつ…!何体いるんだ!?」

何発撃ってもロウマーの集団は一向に減らない

「場所が悪すぎる!退くぞ!」

レインが後ろにある階段を目に付けた

「行くぞ!」

レインが階段に向かうとロイとカイトは階段を駆け上がる

『アァァ…』

大量のロウマーは唸り声を上げてゆっくりと階段を上がる

「早く!」

上がり終えたレインは何やらボタンを押した

ガガガガガ…!

ボタンを押すと上からシャッターが降りてきた

「やべぇ!」

それを見た二人は一気に階段を駆け上がる

ガシャン!

上がり終えたのと同時にシャッターが閉まった 遅れてガンガンッとシャッターを叩く音がしたが、叩かれたシャッターはビクともしない

「「「はぁ~…」」」

脱力感に三人はその場を座り込んだ とりあえず安心出来る…

「………」

そこでレインは屋上に続く階段に目を付けた

「なぁ…屋上行かね?」

レインが口を開く

「え?いいけど何で…?」

「何か手掛かりがある気がする」

確かにそう言われるとある程度ショッピングモールを調べ尽くした 残るのは屋上しかなかった

「そうだな…」

二人は頷いて屋上に続く階段を駆け上がった



バンッ!

勢い良く扉が開き外の風を浴びる

「久々の外…って感じだな…」

そう言いながら屋上の探索を始める

……………………

数分後、結果的に何もなかった

「何もないな…」

そう言って扉に戻ろうとした、その時

ガキィン!

「うわっ!?」

ロイが扉に手を掛けると何かが飛んできてロイの真横に壁に刺さる

ゆっくりとロイの瞳は真横を向く…

「鎌…?」

それは身丈程ある巨大な鎌だった

カタカタカタ…

「?」

その時に不自然に鎌が赤いオーラに包まれてカタカタと震え出す そして…

キィン!

「!?」

鎌が宙を浮き上がりクルクルと後ろに飛んでいく 鎌を目で追うとそこには…

「「「なっ!」」」

そこには女性が浮かんでいた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ