Soul Of Blood
第1章 村と一本の電話
第五話 放浪者 後編
『うあぁぁぁぁっ・・・』
奴は静かに唸り声を発してゆっくりと近づく
「何だこいつ!に、人間か!?」
「これのどこが人間だ!」
と、カイトは隠し持っていたショットガンを構える
「お前!何をする気だ!?」
「とりあえず"撃つ"!!」
「はぁ!?馬鹿やろう!殺したら情報聞けねぇよ!」
「こんな奴に話が通じると思っているのか!?」
と、叫んで指を指す
『あぁぁっ・・・』
・・・
「確かに・・・話は通じないかも」
「だろ」
怪物か急に身を曲げて構える
「じゃぁ、どうする?」
「うーん・・・」
少しロイは悩んだ そして口が動く
「逃げよう」
「・・・は?」
と、その時である
『グオォォォォッ!!』
おぞましい叫びと共に怪物が飛び出して来た
「来たぁっ!!」
ブウゥン!
風を切る轟音が鳴り響く
「うわっ!」
触手は空振りをして怪物の体制が崩れる
「今だ!」
その隙間を逃さずにロイは怪物の脇側に入り込み奥へと逃げ込んだ
「くらえ!」
バァンッ!!
巨大な銃声が鳴り響く カイトはその隙間を攻撃として利用したのだ
ショットガンの銃撃により、怪物は後ろに吹っ飛ぶ
「どうだ!」
カイトは一つガッツポーズをかます
「何やってんだよ!行くぞ!」
そしてそのままロイと共に出口に向かった
・
・
・
「ハァッ、ハァッ、ハァッ」
出口が近いのに何故か遠く感じた 深呼吸して心を落ち着かせる
「・・・なぁ」
やや遅れてカイトが声を掛ける
「何だ?」
「ここ・・・本当に村なのか?」
カイトが指を指す ロイはゆっくりと指を指した方向を見る
「!!」
その光景は・・・酷かった
数多(あまた)の死体 唸り声 崩壊した建物 燃え上がる炎 裂けた地面
何もかも、【酷かった】
「な、何だよ・・・これ・・・!」
言葉が零れ落ち(こぼれおち)、ただその場を立ち尽くした
と、その時である
ズドドドッ!!
「何だぁ!?」
まるで待ち構えたかのように地震が発生したのだ
そしてやがて収まる
「止まっ・・・た?」
一安心をする ホッとするが束の間、
「!!」
二人は仰天した
あの怪物が三体現れて囲まれしまった事を・・・
『うあぁぁぁぁっ・・・』
奴は静かに唸り声を発してゆっくりと近づく
「何だこいつ!に、人間か!?」
「これのどこが人間だ!」
と、カイトは隠し持っていたショットガンを構える
「お前!何をする気だ!?」
「とりあえず"撃つ"!!」
「はぁ!?馬鹿やろう!殺したら情報聞けねぇよ!」
「こんな奴に話が通じると思っているのか!?」
と、叫んで指を指す
『あぁぁっ・・・』
・・・
「確かに・・・話は通じないかも」
「だろ」
怪物か急に身を曲げて構える
「じゃぁ、どうする?」
「うーん・・・」
少しロイは悩んだ そして口が動く
「逃げよう」
「・・・は?」
と、その時である
『グオォォォォッ!!』
おぞましい叫びと共に怪物が飛び出して来た
「来たぁっ!!」
ブウゥン!
風を切る轟音が鳴り響く
「うわっ!」
触手は空振りをして怪物の体制が崩れる
「今だ!」
その隙間を逃さずにロイは怪物の脇側に入り込み奥へと逃げ込んだ
「くらえ!」
バァンッ!!
巨大な銃声が鳴り響く カイトはその隙間を攻撃として利用したのだ
ショットガンの銃撃により、怪物は後ろに吹っ飛ぶ
「どうだ!」
カイトは一つガッツポーズをかます
「何やってんだよ!行くぞ!」
そしてそのままロイと共に出口に向かった
・
・
・
「ハァッ、ハァッ、ハァッ」
出口が近いのに何故か遠く感じた 深呼吸して心を落ち着かせる
「・・・なぁ」
やや遅れてカイトが声を掛ける
「何だ?」
「ここ・・・本当に村なのか?」
カイトが指を指す ロイはゆっくりと指を指した方向を見る
「!!」
その光景は・・・酷かった
数多(あまた)の死体 唸り声 崩壊した建物 燃え上がる炎 裂けた地面
何もかも、【酷かった】
「な、何だよ・・・これ・・・!」
言葉が零れ落ち(こぼれおち)、ただその場を立ち尽くした
と、その時である
ズドドドッ!!
「何だぁ!?」
まるで待ち構えたかのように地震が発生したのだ
そしてやがて収まる
「止まっ・・・た?」
一安心をする ホッとするが束の間、
「!!」
二人は仰天した
あの怪物が三体現れて囲まれしまった事を・・・